大腸内視鏡検査 気になる痛みと前日・当日の食事

健康

こんにちは。おぎんです。

毎年がん検診を行っているのですが、今年初めて陽性が出てしまいました。

その項目は「大腸がん」

「大腸がん」といえば

がん疾患数では第1位
がん死亡数で見ても女性で第1位の項目です。

引用:国立がん研究センター

今や癌は2人に1人がかかる病と言われ、珍しい病気ではないと頭では理解していましたが、まさか自分がこの年齢で(30代)がん検診にひっかかるとは思っていなかったので、とてもショックでした。

すぐに再検査可能な病院を探し出し、検査を行いました。

今回の投稿では初めて大腸内視鏡検査を行う方の不安解消にお役立ていただけるよう、検査までの流れ、検査の仕方痛みはあったのか等ご紹介いたします。

※病院によって検査方法が違う場合があります。
あくまで1例として読んで頂きますようお願いいたします。

「大腸がん」の疑いがあると通知が届いたら

【1】まず初めに通知に記載されている「精密検査実施医療機関」に電話をしてください。

【2】一般診療を経て、大腸内視鏡検査の予約を行います。
一般診療では、前日・当日の過ごし方や下剤の飲み方、検査の流れを教えてもらえました。
※私は午後2時半の枠で検査予約を取った為、以下からは午後検査予定の場合の流れになります。

【3】検査前日の20:00から絶食スタート。
お水やお茶などの水分は摂取可能。

【4】就寝前に下剤を飲む。

下剤は目薬サイズで、味は子供の頃飲んだ記憶がある甘いシロップのお薬でした。

【5】検査当日の午前中、家で1~2Lの薬を飲む。

袋を開けるとこのような容器が出てきます。


袋の中に粉薬が2か所(AとB)に分かれて入っていました。
キャップをあけ星印まで水を入れて手でもみもみすると、Bの袋がはじけてAの薬と混ざり合う仕組みです。

Bの袋がはじける前

よく混ざった後はさらに水を足して、最終的に2L程度の薬になります。

気になる味は、少し苦みのあるりんごジュースでした。
飲み心地は「さらさら」ではなく「もったり」していて少し飲みづらさを感じました。
普段ジュースを飲まない私には苦手な味でした。

この薬を10~15分かけて1杯ずつ
便が透明になるまでひたすら飲み続けます。

私は検査含めここが一番試練でした。
苦手な味の飲み物を15分毎におかわりし続けないといけないのは結構辛かったです。
※りんごジュース風味なので、好きな方は抵抗なく飲めると思います

上の写真を見ていただくと分かるように、飲み始めてしばらく経つと便意を催して頻繁に便を出すことになります。
お腹が痛くなることを心配していたのですが、そういった症状は一切ありませんでした。
イメージでいうと肛門付近で水分がぐぐぐーっと押し出されてくる感覚でトイレに行きたくなります。

9時半の時点で病院から便の状態の確認連絡が来ます。
私の場合便の出始めが遅かったことと、便の状態も透明には程遠かったため、さらにステップ4まで続けるように指示されました。
※この時点で便が透明になっていたらステップ3で終了です。

その後晴れて透明便になり、飲用を終えることができました。

【6】検査着に着替えて大腸内視鏡検査実施
お尻の部分に穴の開いた検査着に着替えます。
その後検査台に横たわり、看護師さんから注射(麻酔)を打たれ「だんだん眠くなってきます」と言われてからは意識がありません。


その為目が覚めた時には既に検査が終了している状態でした。
(麻酔の効き目は1時間程度でした)

医療機関によっては全身麻酔せずに行う場合もあるそうです。その場合は内視鏡が入る違和感等はあると思いますが、大腸の様子を自分でリアルタイムに確認できるメリットがあります。

【7】検査後、医師に説明を聞く
もしポリープがあった場合は切除し病理検査に出されます。
癌かどうかの判定は1週間後以降になります。

以上が今回私が行った大腸内視鏡検査の流れです。

大腸内視鏡検査を受けるメリット

検査を担当してくださった医師によると、
通常の大腸がん検診(綿棒のようなもので便を採取する方法)は、進行癌でも3割ほど見過ごされてしまう程精度の低い検査なので、本当は全員に大腸内視鏡検査を受けてほしい」と言っていました。

大腸内視鏡検査自体は眠っている間に行われていたため、痛みはもちろん不快感も全く感じません。

また、大腸内視鏡検査を受けると、大腸がんの発見だけでなく大腸がんの芽となるポリープを同時に切除することができるのです!

おぎん
おぎん

国立がん研究センターによると大腸がんはステージ0やステージIのような早期の段階で見つかった場合は、5年生存率が90%以上と言われています。


大腸がんは日本人の罹患数第1位です
特に家族に大腸がんの方が居た場合、疾患する確率もグンと上がります。

大腸がん検診では精度が低く見落とされてしまう可能性もある為、今回の私のように陽性になった場合はもちろんのこと、今後も定期的に大腸内視鏡検査を受けていきたいなと思いました。

そしてこれから大腸内視鏡検査を受ける方、まだ病院探しをしている方、
できるだけ検査実績が多く、口コミの良い病院を探しましょう。

今回私が行った病院は検査実績が多いだけでなく、病院のホームページに検査方法が詳しく記載されていました。(麻酔をするから痛くないことも記載されていました)
「痛みを伴う検査かもしれない」と思うと足がすくんでしまいますが、痛みを伴わない検査だと事前に分かっていると安心して検査に挑むことができます。

このブログを読んで頂いている皆様が、そして大切な人が大腸がんの発見が遅れて悲しい思いをしないよう、積極的に大腸内視鏡検査を受けていってほしいです。

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