真冬の自宅避難はこの部屋を使う

防災

2月某日気温がマイナス2桁まで下回る日に、家庭内防災訓練を丸一日がかりで行いました。

時間でいうと朝10時から翌日昼12時まで。

なぜこんなに寒い日に行ったかというと・・・真冬にこの家で避難した場合、極寒に耐えられるのかを確かめたかったからです。

うちの家は、冬場エアコンを付けないと家の中でも0度近くまで下がります。その為エアコンは外出しない限りずっとつけっぱなしです。

こんな家でエアコンを使わずに過ごすことができるのだろうか・・・と不安に思い家庭内防災訓練に行きつきました。

結論から言うと、丸一日エアコンを使わずに、過ごすことができました。

ここからは、どのような工夫をして寒さを乗り越えたかお話していきたいと思います。

体温維持の重要性について

まず初めに体温維持の重要性について軽くおさらいします。

以前の投稿でサバイバル3の法則をご紹介しました。

上記では「人は適切な体温を維持できなければ3時間しか生きられない」というお話をしています。

体温の維持は酸素の確保の次に重要なポイントでした。

実際に使った防寒具は?

さて実際に家庭内防災訓練で使用した防寒アイテムは2点です。

ストーブ湯たんぽ

「なんだ、ストーブ使っているなら温かいにきまっているじゃん」と記事を閉じてしまいそうになっている方、待ってください。

ストーブを使用したのは室内気温がグンと下がった夜19時半から20時半。朝7時半から8時半の合計2時間です。そのほかの時間は一切ストーブを使っていません。(灯油の節約の為)

ガスも節約したいため、朝と晩ストーブを付けている時に湯たんぽを上にのっけて温めなおしていました。

湯たんぽは主にお昼寝の時と夜にお布団に忍ばせて暖を取っていました。

日中の寒さはどうやってしのいだの?

ここからが本題です。

日中でもエアコンを付けなければ極寒な我が家ですが、今回の防災訓練ではエアコンを付けずに過ごすことができました。

何をしたのかというと・・・

"過ごすお部屋を変えた"ことです。

我が家は中古の一軒家です。その為底冷えや隙間風があり、真冬は身震いしてしまうような家なのですが"ある部屋"で過ごしたら桁違いに温かかったのです。

その部屋とは・・・"サンルーム"です。

どの家にもあるわけではないのですが、サンルームがあるご家庭は「なるほど」と思っていただけたはず。真夏は入るだけでモワッと熱波を感じ、冬場はぽかぽか温かいこのお部屋。

我が家のざっくりした間取り

普段はお布団を干したり、洗濯物を干したりしている3畳ほどのお部屋なのですが、ここに小さなテーブルを持ってきて食事をしたり遊んだりして過ごしました。

日中はエアコンやストーブの必要性を感じないくらいぽかぽかで、私たちもびっくりしました。

子ども達をお昼寝させるお部屋は?

寝るのってものすごく寒いとなかなか寝付けないですよね。

エアコンを付けずに寝るのは寒すぎる為サンルームを使いたいところですが、4人でお昼寝するにはスペースが足りません。

そこで、サンルームの扉を全開にして隣接するお部屋でお昼寝をしました。

扉を閉めきったサンルームに比べると部屋全体が広くなった分気温も下がってしまいましたが、それでもサンルームからの暖気をしっかり感じることができました。

おかげで子供たちも湯たんぽ(朝温めなおし済み)と毛布だけで心地よさそうに午後のお昼寝ができました。

夜寝る時はどうする?

日中はサンルームからの暖気で快適に過ごせたものの、日が暮れ始めると徐々に冷えてきます。

しかしサンルームは3畳と部屋自体がコンパクトなため、晩御飯の支度等でカセットコンロを使って忙しなく動いていたらほんのり暖かかったです。(夕方から洋服も相当着込んでいます)
※サンルームにある窓から寒気が来るのでカーテンを隙間なくしっかり閉めるのがポイントです。
窓が少ないor小さい、コンパクトなお部屋があれば夜はそちらに移動して過ごすのもアリです。

晩御飯を終え、お風呂代わりに体を拭く際やっとストーブを付けはじめました。(@サンルーム)

終わるといよいよ就寝です。もちろんストーブは切って寝ます。

お部屋はお昼寝の時と同様にサンルームの隣のお部屋。夜はサンルームの窓から寒気が入ってくるため、サンルームとお部屋の間の扉はしっかり閉めます。
そのうえ、余っている毛布を扉の下に敷き詰め隙間風を防ぎました。

また、いつもなら1人1組ずつ使っているお布団を、4人で2組に減らしました。

体を寄せ合うことで暖を取る為です。あとはそれぞれの布団にストーブで温めなおした湯たんぽを忍ばせたらOK。

いざ就寝。

普段から下の子の夜間授乳がある為頻繁に起きているのですが、夜中起きると布団から外は凍てつく寒さでした。しかし布団にもぐると人肌と湯たんぽでぽかぽか温かい。

夜間授乳のたびに寝相の悪い2歳児を布団に引き戻したりと、少々苦労はありましたが、寒さで目覚めることなく朝を迎えることができました。

2歳児にはもこもこパジャマにノースリーブのスリーパーと上記のフリーススリーパーを着せて寝かせました。万が一布団から出てしまっても温かさが維持できるように

まとめ

夜寝る時布団の外は凍てつく寒さでしたが、人肌と湯たんぽでしのぐことができました。また2歳児が快適に寝られたのは、夜中に私が布団に戻してあげていたためだと考えると、時々起きて子どもを布団に戻す作業は必須なのかもしれません。

夜に関してはまだまだ工夫の余地がありそうです。

しかしそのほかの時間はサンルームの暖気のおかげで真冬でも快適に過ごすことができました。

ココだけの話、この訓練での気づきからその後もしばらくサンルームで過ごすようにしました。冬場の電気代が毎月どえらいことになっていたので、ちゃっかり節電できて嬉しかったです。

サンルームがあるご家庭は、真冬の被災時に大活躍するかもしれません。(節電にもおすすめ)

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